GSノート 操作マニュアル GSノートを初めて起動した時には、読み上げ機能がオフになっています。 以下の手順で、読み上げ機能を有効にしてください。 @GSノートを起動します。 AAlt+Tを押してツールメニューを開きます。 B下カーソルキーを1回押して音声設定に移動してEnterキーを押します。 C音声設定のダイアログが表示されますので、音声エンジンのコンボボックスでご利用のスクリーンリーダーを選択してください。 GSノートは、PC-TalkerとNVDAでの読み上げに対応しています。 DEnterキーを押して設定を完了させます。 本マニュアルの目次 1.はじめに 1-1.ソフト概要 1-2.機能紹介 1-3.無料版での機能制限について 1-4.ご注意 2.基本事項 2-1.サポートについて 2-2.対応OS 2-3.インストール 2-4.アンインストール 3.起動と終了 3-1.起動と終了 3-2.GSノートの画面レイアウトについて 4.ファイルの読み込みと保存 4-1.ファイルを開く 4-2.ファイル履歴 4-3.お気に入り 4-4.挿入読み込み 4-5.ファイルの保存 5.読み上げ機能 5-1.文章の読み上げ 5-2.その他の音声ガイド 5-3.点字表示機能 6.テキストの編集操作 6-1.文字列の範囲選択について 6-2.検索と置換 6-3.正規表現を使った検索と置換 6-4.文字種の変換 6-5.行移動 6-6.ブロック移動機能 6-7.簡単入力 6-8.定型文 6-9.URLを開く 7.オーディオファイルの再生機能 8.テキスト録音 8-1.テキストを録音する 8-2.テキスト録音の設定 8-3.lame.exeについて 9.設定 9-1.全般設定 9-2.音声設定 9-3.お休みタイマー 10.ライセンスについて 10-1.ライセンス価格 10-2.ライセンスのご注文 10-3.ライセンスキーを登録する 1.はじめに 1-1.ソフト概要 GSノートは、PC-TalkerとNVDAに対応するエディタソフトです。 エディタとは、Windowsに付属するメモ帳のようにテキストデータの読み書きを行うソフトです。 GSノートは、表示しているテキストの読み上げ機能と、いろいろな便利機能を搭載しています。 1-2.機能紹介 対応スクリーンリーダー GSノートは、PC-TalkerとNVDAでの読み上げに対応しています。 テキストデータの内容を読み上げる他、多くの音声ガイドを提供します。 点字ディスプレイ対応 NVDAで点字ディスプレイを利用されている方は、表示しているテキストを点字で読むことができます。 加えて、音声ガイドの内容を点字で表示します。 履歴機能とお気に入り機能 最近利用したファイルを50件まで表示できる履歴機能があります。 頻繁に利用するファイルを登録できるお気に入り機能も搭載しています。 この2つの機能により、必要なファイルをすぐに開くことができます。 ブロック移動機能 ブロック移動機能は、GSノートで表示している文章内をブロック単位で移動できる機能です。 多くのテキスト文書では、書かれている内容の区切りの部分で空行を挿入します。 この空行で区切られた文章のまとまりを1つの文章ブロックとして、 次のブロックや前のブロックに移動するキーボードコマンドを用意しています。 URLを開く 文書内に書かれているURLにカーソルを合わせてF5キーを押すことで、そのURLをブラウザで開くことができます。 簡単入力機能 簡単に現在の日付と時刻を入力することができます。 日付は、和暦と西暦に対応しています。 時刻は、12時間制と24時間制があります。 定型文機能 頻繁に使用する文字列や毎回入力するのが面倒な文字列を登録しておき、 必要に応じて後から呼び出すことができます。 メールのひな形や時候の挨拶などを登録しておくと、とても便利です。 オーディオファイルを再生 GSノートは、Ver3.0からオーディオファイルの再生機能を搭載しました。 この機能を使うと、GSノートでmp3ファイルなどの音声ファイルを再生することができます。 GSノートでオーディオファイルが再生できることで、 参考資料の音声を確認しながら執筆をしたり、 録音内容の文字起こしが、効率的に行えます。 GSノートでのオーディオファイルの再生には、キーボードのテンキーを利用します。 テンキーがオーディオファイル再生用のプレーヤーになるイメージです。 テンキーを利用することで、1つのGSノートのウィンドウ内で文章入力とオーディオファイルの再生操作を共存させます。 テキスト録音 表示中のテキストデータをSAPI5の音声で録音することができます。 表示しているテキストの全文を録音することと、範囲選択している文字列のみを録音することができます。 1-3.無料版での機能制限について GSノートは有料のシェアウェアです。 ライセンスキーを登録いただくまで以下のような機能制限がかかります。 @表示できるテキストが2KB(全角文字で1,000文字程度)に制限されます。 2KBより大きいテキストファイルを読み込んだ場合には、冒頭2KBが表示されます。 A2KBより大きいサイズのファイルからデータを読み込んでいる場合には、上書き保存の操作が実行できません。 BGSノートの起動できる数が1個に制限されます。 ライセンスキーを登録いただきますと、複数個のGSノートを起動できるようになります。 1-4.ご注意 @GSノートでは、正規表現ライブラリとして「HMJRE.DLL」を利用させていただいています。 「HMJRE.DLL」の著作権は、有限会社サイトー企画にあります。 GSノートに添付している「HMJRE.DLL」のバージョン番号は、5, 0, 9, 0です。 AGSノートで作成した音声ファイルは、非商用・私的利用の範囲内でのみご利用下さい。 B作者の許可なくGSノートを転載・再配布することはできません。 CGSノートを他者の権利を侵害する行為に使用しないよう十分ご注意ください。 2.基本事項 2-1.サポートについて GSノートについての情報掲載や最新版の公開は、作者サイトにて行います。 また、お問い合わせにはメールにてお答えします。 以下に作者サイトのURLとお問い合わせ先を記載します。 作者サイト : https://gawachansoft.com/ GSノートの紹介ページ : https://gawachansoft.com/gsnote/ お問い合わせフォーム : https://gawachansoft.com/inquiry/ 2-2.対応OS Windows11 Windows 10 32ビット及び64ビット *Windowsはいずれも日本語版です。 2-3.インストール 作者サイトよりダウンロードされたGSNote304.exeを実行しインストーラの指示に従ってインストール作業を行って下さい。 作業の途中でUACが表示された場合は許可を与えて下さい。 なお、GSノートを最新版へアップデートされる場合には、起動している全てのGSノートを終了させてからインストールを行ってください。 2-4.アンインストール コントロールパネルのプログラムの追加と削除からGSノートを選択し、アンインストーラの指示に従ってアンインストール作業を行って下さい。 作業の途中でUACが表示された場合は許可を与えて下さい。 *なお、アンインストール作業は、起動している全てのGSノートを終了させてから行って下さい。 3.起動と終了 3-1.起動と終了 GSノートを起動するには、デスクトップにあるGSノートのショートカットを実行します。 GSノートのファイルメニューにある「もう1つGSノートを起動する」の項目を実行することで、新たにもう1つGSノートを起動することができます。 GSノートを終了するには、ファイルメニューから「GSノートの終了」を実行するか、Alt+F4キーを押します。 ファイルメニューの「全てのGSノートを終了する」を実行すると、複数個起動しているGSノートをまとめて終了させることができます。 3-2.GSノートの画面レイアウトについて GSノートを起動すると、一般のアプリケーションと同様にメインウィンドウが表示されます。 ここでは、このメインウィンドウのレイアウトについて説明します。 ウィンドウの最上部には、タイトルバーがあり、「GSノート」とアプリケーションの名称が書かれています。 その下にメニューバーがあり、左からファイル・編集・検索・ブロック移動・表示・定型文・テキスト録音・オーディオファイル再生・読み・ツール・ヘルプの順番に並んでいます。 このメニューバーは、Altキーを押すことで、キーボードから操作することができます。 メニューバーの下には、クライアント領域と呼ばれる広い場所があります。 クライアント領域の全体には、エディットボックスがあります。 このエディットボックスにテキストデータを表示します。 ウィンドウの下部には、ステータスバーが在ります。 ステータスバーには、現在のカーソルの位置と読み込んでいるテキストファイルの文字コードが表示されます。 4.ファイルの読み込みと保存 4-1.ファイルを開く GSノートでテキストファイルを開くには、Control+Oのコマンドを実行します。 おなじみのファイルオープンダイアログが表示されますので、任意のファイルを開いてください。 文書の新規作成時にファイルオープンダイアログを表示させた場合には、 予めユーザーが指定したフォルダを初期フォルダとしてダイアログを開きます。 フォルダの指定は、全般設定のダイアログから行うことができます。 デフォルトでは、マイドキュメントを初期フォルダとしてダイアログを開きます。 既にテキストファイルが読み込まれている状態でファイルオープンダイアログを表示させた場合には、 そのファイルが入っているフォルダを初期フォルダとしてダイアログを開きます。 4-2.ファイル履歴 最近開いたファイルは、履歴一覧から開くことができます。 Control+F1を押すことで、ファイル履歴の一覧が表示されます。 開きたいファイルを選択してEnterキーを押してください。 履歴一覧でDeleteキーを押すと、カーソルの当たっている項目が履歴から削除されます。 全履歴削除のボタンを押すことで、全ての履歴を削除することもできます。 ファイル履歴は、最大50件まで表示されます。 4-3.お気に入り GSノートには、お気に入り機能があります。 この機能を使うと、頻繁に読むテキストファイルや重要なテキストファイルをスピーディーに開けるようになります。 テキストファイルをお気に入りに登録するには、登録したいテキストファイルを読み込んでからControl+F2を押します。 「まるまるをお気に入りに登録しました」と音声ガイドされれば、お気に入りへの登録は完了です。 既にそのテキストファイルがお気に入りに登録されている場合には、「まるまるはすでにお気に入りに登録されています」と音声ガイドがあります。 お気に入りに登録できるファイルの上限は、50ファイルです。 登録したお気に入りは、F2を押すことで、専用のダイアログに一覧表示させることができます。 カーソルキーでテキストファイルを選択してEnterを押せば、そのテキストファイルが読み込まれます。 不要になった項目をお気に入りから削除するには、 お気に入り一覧のダイアログで削除したい項目を選択してDeleteキーを押してください。 「削除しました」と音声ガイドがあれば、削除成功です。 4-4.挿入読み込み 挿入読み込み機能とは、今カーソルの在る位置に別のファイルを読み込む機能です。 既に表示しているテキストに新たに読み込んだファイルの内容が追記されます。 Control+Shift+Oを押すことで、挿入読み込み用のファイル選択ダイアログが開きます。 挿入したいファイルを選択してください。 4-5.ファイルの保存 表示中のテキストデータを保存する方法には、上書き保存と名前を付けて保存の2種類があります。 上書き保存をすると、開いているファイルに今表示している内容を保存します。 既存のファイルを開いて編集している時には、上書き保存を使って変更した内容を保存します。 上書き保存の実行には、Control+Sを押します。 新たにファイルを作って今表示している内容を保存する時には、名前を付けて保存を使います。 指定したファイル名で新しくファイルを作り、表示している内容を保存します。 名前を付けて保存の実行には、Control+Shift+Aを押します。 おなじみのファイル保存ダイアログが開きますので、ファイル名と保存場所を指定してください。 文書の新規作成時にファイル保存ダイアログを表示させた場合には、 予めユーザーが指定したフォルダを初期フォルダとしてダイアログを開きます。 フォルダの指定は、全般設定のダイアログから行うことができます。 デフォルトでは、マイドキュメントを初期フォルダとしてダイアログを開きます。 既にテキストファイルが読み込まれている状態でファイル保存ダイアログを表示させた場合には、 そのファイルが入っているフォルダを初期フォルダとしてダイアログを開きます。 任意の文字コードを指定してファイルを作成したい場合には、ファイルメニューの「文字コードを選択して保存」を実行してください。 最初に文字コードを選択するダイアログで任意の文字コードを選択してから、ファイルを保存します。 5.読み上げ機能 5-1.文章の読み上げ ここでは、表示しているテキストを読み上げるコマンドをまとめて紹介します。 文章を読み上げるコマンドは、以下の3つです。 文章の先頭から文末まで読み上げる : Control+1 ControlキーまたはEscapeキーを押すことで、読み上げを中断することができます。 文章の先頭からカーソルのある行の手前まで読み上げる : Control+2 ControlキーまたはEscapeキーを押すことで、読み上げを中断することができます。 Controlキーを押して読み上げを中断した場合は、読み上げを中断した場所にカーソルが移動します。 Escapeキーを押して読み上げを中断した場合は、読み上げ前の場所にカーソルが戻ります。 カーソルのある行から文末まで読み上げる : Control+3 ControlキーまたはEscapeキーを押すことで、読み上げを中断することができます。 今カーソルのある行を読むコマンドは、以下の3つです。 1行読み上げ : Control+4 行頭からカーソル位置まで読み上げ : Control+5 カーソル位置から行末まで読み上げ : Control+6 5-2.その他の音声ガイド 以下のような情報読み上げコマンドもあります。 現在のカーソル位置を読み上げ : Control+7 1行1列という書式で、現在のカーソル位置を読み上げます。 表示している文章の総行数を読み上げる : Control+8 表示している文章の総文字数を読み上げる : Control+9 表示している文章の総バイト数を読み上げる : Control+0 今開いているファイルの名前を読み上げる : Alt+2 開いているファイルの文字コードを読み上げる : Alt+3 5-3.点字表示機能 NVDAでピンディスプレイを使用されている方は、 GSノートが表示しているテキストを点字で読むことができます。 また、音声ガイドの内容も点字で表示することができます。 音声ガイドの内容を点字で表示するには、Control+Bのコマンドを実行します。 ピンディスプレイに「点字表示 オン」と表示されて、点字表示が開始されます。 点字表示がオンの状態でControl+7やControl+8の状態読み上げコマンドを実行すると、同時にピンディスプレイにも状態通知が表示されます。 点字表示をオフにするには、再度Control+Bのコマンドを実行してください。 6.テキストの編集操作 6-1.文字列の範囲選択について GSノートでは、Shiftキーを使った通常の文字列の範囲選択方法に加えて、F4キーを使う独自の範囲選択方法を用意しています。 通常のShift+カーソルキーでの範囲選択は、選択する範囲が大きい場合には面倒なものです。 そこで、F4キーを2回押すことで範囲選択できる機能を搭載しています。 @範囲選択を開始したい位置にカーソルを合わせて、F4キーを押します。 今のカーソルの位置が、範囲選択の開始位置として記録されます。 A範囲選択を終了させたい位置にカーソルを移動して、もう1度F4キーを押します。 2回目のF4キーを押した時点で、実際に指定した範囲が選択状態になります。 この状態でControl+Cを押せば、文字列がコピーされます。 Control+Xを押せば、切り取りが実行されます。 この方法であればShiftを押し続ける必要がありませんので、 大きな範囲の文字列も比較的簡単に選択できるかと思います。 現在選択されている範囲の情報は、Alt+4の読み上げコマンドで確認することができます。 なお、1回目のF4キーをおして範囲選択の開始位置を指定した後にEscapeキーを押しますと、 選択範囲の指定はキャンセルされます。 また、文字列の範囲選択状態は、カーソルキーを動かすことでキャンセルされます。 6-2.検索と置換 検索を実行するにはControl+fを押します。 検索するキーワードを入力するためのダイアログが表示されますので、検索したい言葉を入力してください。 Enterを押せば検索が開始され、検索がヒットすれば外套の場所に移動します。 ヒットしなければ「見つかりませんでした」と音声ガイドされます。 直前に検索したキーワードで再び検索を行いたい場合はF3を押してください。 検索キーワードを入力するダイアログを表示せず、直前に試用したキーワードを使って下に向かって検索を行います。 上に向かって検索を行うには、Shift+F3を押してください。 検索キーワードを入力するダイアログを表示せず、直前に試用したキーワードを使って上に向かって検索を行います。 文字列の置換を行うには、Control+Hキーを押して置換用のダイアログを開きます。 検索語句のエディットボックスに、探したい文字列を入力してください。 置き換え語句のエディットボックスに、置換したい文字列を入力してください。 1件置換のボタンを押すと、1件のみ置換します。 全件置換のボタンを押すと、カーソル位置より後に在る文字列が全て置換されます。 6-3.正規表現を使った検索と置換 GSノートは、Ver2.0より正規表現を使った検索と置換に対応しました。 正規表現を使った検索を実行するにはControl+Shift+fを押します。 検索するキーワードを入力するためのダイアログが表示されますので、正規表現を使った検索語句を入力してください。 Enterを押せば検索が開始され、検索がヒットすれば外套の場所に移動します。 ヒットしなければ「見つかりませんでした」と音声ガイドされます。 正規表現を使った文字列の置換を行うには、Control+Shift+Hキーを押して置換用のダイアログを開きます。 検索語句のエディットボックスに、正規表現を使った検索文字列を入力してください。 置き換え語句のエディットボックスに、置換したい文字列を入力してください。 1件置換のボタンを押すと、1件のみ置換します。 全件置換のボタンを押すと、カーソル位置より後に在る文字列が全て置換されます。 正規表現ご利用上のご注意 @GSノートでの改行コードは、\r\nとなっています。 正規表現の検索と置換を利用される際には、ご注意ください。 A正規表現を使った検索で空行を検索する場合には、 検索語句の欄に ^\r\n と入力してください。 B正規表現を使った置換で空行を削除する場合には、 検索語句の欄に ^\r\n と入力してください。 置き換え語句の欄を空欄にして置換を実行することで、空行が削除されます。 6-4.文字種の変換 範囲選択中の文字列の文字種を別の文字種に変換することができます。 アルファベットの大文字と小文字を相互に変換することと、 半角文字と全角文字を相互に変換することができます。 編集メニューの中にある「選択文字列の変換」から変換ください。 6-5.行移動 行番号を指定して、任意の行に移動することができます。 Control+Jを押すと、行移動用のダイアログが開きます。 移動したい行番号を入力してEnterキーを押してください。 瞬時に指定した行に移動します。 6-6.ブロック移動機能 ブロック移動機能は、GSノートで表示している文章内をブロック単位で移動できる機能です。 多くのテキスト文書では、書かれている内容の区切りの部分で空行を挿入します。 この空行で区切られた文章のまとまりを1つの文章ブロックとします。 GSノートでは、次のブロックや前のブロックに移動するキーボードコマンドを用意しています。 次のブロックに移動するコマンドは、Control+下カーソルです。 前のブロックに移動するコマンドは、Control+上カーソルです。 Control+F7を押すと、表示している文章の全てのブロックを一覧表示することができます。 この一覧から、お好みのブロックに直接移動することが可能です。 ソフトのマニュアルや長文の文章などを読む再に便利かと思います。 6-7.簡単入力 GSノートでは、現在カーソルの在る位置に今日の日付や時刻を簡単に挿入することができます。 これには簡単入力機能を使います。 F7キーを押すと、簡単入力用のリストが表示されます。 入力したい項目を選択してEnterキーを押してください。 入力できるのは、以下の6項目です。 1 和暦の日付 2 和暦の日付(曜日在り) 3 西暦の日付 4 西暦の日付(曜日在り) 5 12時間制の時刻 6 24時間制の時刻 6-8.定型文 GSノートには、定型文機能があります。 定型文機能とは、頻繁に利用する文書列を予め登録しておき、必要な時に呼び出して使用する機能のことです。 メールのひな形や時候の挨拶などを登録しておくと、文章入力の手間が省けて、とても便利です。 定型文の登録ダイアログは、Control+F8キーで開きます。 タイトルのエディットボックスには、登録する定型文の名前を入力してください。 「メールひな形」や「時候の挨拶 その1」など、分かりやすい名前を付けてください。 本文のエディットボックスには、登録する定型文を入力します。 直接入力しても良いですが、予め作っておいた定型文を張り付けた方が良いかもしれません。 OKボタンを押すことで、定型文が登録されます。 GSノートで文字列を範囲選択してからControl+F8キーを押しますと、 定型文の本文として、選択していた文字列が自動入力されます。 本文を張り付ける手間が省けて便利かと思います。 なお、登録できる定型文の上限は100件です。 登録した定型文の一覧は、F8キーで呼び出します。 リストの中から使用したい定型文を選択して、Enterキーを押してください。 カーソル位置に定型文が挿入されます。 定型文の一覧で任意の項目にカーソルを合わせて編集ボタンを押しますと、 その定型文を編集することができます。 タイトルと本文の両方が編集可能です。 定型文の一覧で任意の項目にカーソルを合わせてクリップボードにコピーのボタンを押しますと、 その定型文の内容がクリップボードにコピーされます。 定型文の一覧から、不要になった定型文を削除することができます。 削除したい項目にカーソルを合わせてDeleteキーを押してください。 削除しても良いかを尋ねられますので、はいボタンを押します。 その定型文が削除されます。 いったん削除した定型文は元に戻せませんので、削除は慎重に行ってください。 6-9.URLを開く 話は変わりますが、GSノートにはURLを開く機能があります。 GSノートで表示しているテキストに記載されているURLを既定のブラウザで開くことができます。 URLにカーソルを合わせてからF5キーを押しますと、ブラウザが起動してそのURLが開かれます。 なお、2行以上に分かれて記述されているURLは、正しく開くことができません。 また、URLの終端は半角もしくは全角の空白を入れるか、改行されている必要があります。 7.オーディオファイルの再生機能 GSノートは、Ver3.0からオーディオファイルの再生機能を搭載しました。 この機能を使うと、GSノートでmp3ファイルなどの音声ファイルを再生することができます。 GSノートでオーディオファイルが再生できることで、 参考資料の音声を確認しながら執筆をしたり、 録音内容の文字起こしが、効率的に行えます。 GSノートでのオーディオファイルの再生には、キーボードのテンキーを利用します。 テンキーがオーディオファイル再生用のプレーヤーになるイメージです。 テンキーを利用することで、1つのGSノートのウィンドウ内で文章入力とオーディオファイルの再生操作を共存させます。 ご注意 テンキーの無いノートパソコンをご利用の場合には、 別途テンキーの在るUSBキーボードやBluetoothキーボードをご使用ください。 GSノートでオーディオファイルを再生する手順は、以下の通りです。 @まず最初に、テンキーのNumロックキーを押してNumモードをオンにしてください。 Numモードがオンの状態とは、テンキーで数値が入力できるモードのことです。 A続いて、GSノートで再生するオーディオファイルを開きます。 Control+Shift+Iを押して、オーディオファイルを開くためのファイルオープンダイアログを開いてください。 このダイアログで任意のオーディオファイルを開きます。 オーディオファイルを開くと、自動的に音声の再生が始まります。 テンキーの5を押すと、再生が停止します。 もう1度テンキーの5を押すことで、再生が再開されます。 テンキーの8を押すと音量が上がり、2を押すと音量が下がります。 テンキーの1を押すと音声が3秒巻き戻り、4を押すと10秒巻き戻ります。 7を押すと1分巻き戻り、0を押すと音声の先頭に戻ります。 テンキーの3を押すと音声が3秒先に進み、6を押すと10秒進みます。 9を押すと1分先に進み、ピリオドを押すと音声の終端に移動します。 テンキーのアスタリスクを押すと、再生スピードが下がります。 スラッシュを押すと、再生スピードが上がります。 テンキーのマイナスを押すことで、再生スピードが1.0倍に戻ります。 オーディオファイル再生に関する以下のような読み上げコマンドもあります。 現在の再生音量を読み上げ : Alt+5またはAlt+テンキーの5 現在の再生スピードを読み上げ : Alt+6またはAlt+テンキーの6 現在の再生位置を読み上げ : Alt+7またはAlt+テンキーの7 オーディオファイルの収録時間を読み上げ : Alt+8またはAlt+テンキーの8 開いているオーディオファイルのファイル名を読み上げ : Alt+9またはAlt+テンキーの9 Shift+F1を押すと、最近開いたオーディオファイルの一覧が表示されます。 履歴は、最大20件まで表示できます。 履歴機能を使うことで、オーディオファイルをスピーディーに開くことができます。 ところで、オーディオファイルの再生機能を利用している際にも、時にテンキーで数値を入力したい場合が在ります。 そんなときには、Shift+F2を押してください。 Shift+F2を押すと、テンキーでのプレーヤー機能が無効になります。 プレーヤー機能を無効にすれば、テンキーで数値を入力可能になります。 もう1度Shift+F2を押すと、テンキーでのプレーヤー機能が有効になります。 テンキープレーヤー機能が現在有効か無効かを確認するには、Alt+1の読み上げコマンドを使用します。 8.テキスト録音 8-1.テキストを録音する GSノートでは、表示中のテキストをSAPI5の音声を使って録音することができます。 表示しているテキストの全文の録音と、選択範囲のみの録音がご利用いただけます。 表示中のテキスト全文を録音するには、Control+F9を押します。 範囲選択しているテキストを録音するには、Shift+F9を押します。 録音中は、録音作業中を示すダイアログが表示されます。 録音作業終了まで少しお待ちください。 テキスト録音された音声ファイルは、.wav形式です。 8-2.テキスト録音の設定 テキスト録音に関する設定は、以下の手順で変更します。 @Alt+Tを押してツールメニューを開きます。 A2回下カーソルキーを押してテキスト録音設定に移動してEnterキーを押します。 Bテキスト録音設定のダイアログが表示されますので、各項目を設定してください。 「声」のコンボボックスでは、システムにインストールされているSAPI5対応の音声エンジンの中から録音に使用する音声を選びます。 「音量」のコンボボックスでは、読み上げる声の大きさを21段階で設定します。 「速度」のコンボボックスでは、読み上げる声のスピードを21段階で設定します。 「音程」のコンボボックスでは、読み上げる声の音程を21段階で設定します。 パスのエディットボックスには、録音した音声データを保存するフォルダのフルパスが表示されています。 参照ボタンを押すことで、録音データの保存先を変更することができます。 初期状態では、マイドキュメントフォルダが設定されています。 GSノートのインストール先フォルダにlame.exeが在る場合には、ビットレートのコンボボックスが使用可能となります。 このコンボボックスで、MP3ファイルのビットレートを選択してください。 選択できるビットレートは、64Kbps・128Kbps・160Kbpsの3種類です。 lame.exeの導入方法については、後述します。 録音終了後に保存先フォルダを開くのチェックボックス。 チェックすると、テキスト録音の終了時に音声ファイルの保存先フォルダをエクスプローラで開きます。 COKボタンを押すと、変更された設定を保存して、ダイアログを閉じます。 CANCELボタンを押すと、設定は変更せずにダイアログを閉じます。 8-3.lame.exeについて GSノートは、lame.exeに対応しています。 lame.exeとは、フリーで高品質なMP3変換ソフトです。 このlame.exeを導入いただきますと、テキスト録音機能で作成する音声データが、MP3形式になります。 lame.exeの導入手順は、以下の通りです。 @下のURLからlame3.100.zipという.zipファイルをダウンロードします。 http://www.rarewares.org/files/mp3/lame3.100.zip Aダウンロードした.zipファイルを解凍します。 B解凍して出てきたファイルの中からlame.exeというファイルを選択して、Control+Cでクリップボードにコピーします。 Cデスクトップに在るGSノートのショートカットを選択し、アプリケーションキーを押して右クリックメニューを開きます。 D下カーソルキーを何回か押して、ファイルの場所を開くという項目に移動し、Enterキーを押します。 EエクスプローラでGSノートのインストール先フォルダが開きますので、 Control+Vで先ほどクリップボードにコピーしたlame.exeを貼り付けます。 アクセスが拒否されましたというメッセージが表示されましたら、Enterキーをおして作業を続行してください。 Flame.exeの張り付けが終わりましたら、Alt+F4を押してエクスプローラを閉じます。 これでlame.exeの導入作業は完了です。 lame.exeが導入されたことで、テキスト録音設定でMP3ファイルのビットレートが指定できるようになっています。 ご確認ください。 9.設定 ここからは、GSノートの設定を変更する方法について説明します。 最初は全般的な動作を設定する方法です。 9-1.全般設定 @Alt+Tを押してツールメニューを開きます。 A全般設定が選択されますのでEnterを押します。 B全般設定のダイアログが開きますので、各項目を調整してください。 起動時に更新チェックを行うのチェックボックス。 チェックすると、GSノートの起動時に作者サイトで最新バージョンが公開されているかを確認します。 デフォルトでチェックが入っています。 ファイル履歴にカーソル位置を記録するのチェックボックス。 チェックすると、履歴に記録されているファイルを開いた時に前回のカーソル位置を再現します。 デフォルトでチェックが入っています。 テキストの表示を右端で折り返すのチェックボックス。 チェックすると、長い行をウィンドウの右端で改行して表示します。 デフォルトではチェックが外れています。 起動時にIMEをオンにするのチェックボックス。 チェックすると、GSノートを起動した時にIMEをオンにします。 デフォルトではチェックが外れています。 検索と置換のダイアログでIMEをオンにするのチェックボックス。 チェックすると、検索と置換のダイアログを開いた時にIMEをオンにします。 デフォルトではチェックが外れています。 IMEのプロパティを開くのボタン。 実行すると、IMEのプロパティダイアログが開きます。 新規作成時の初期フォルダのエディットボックスと参照ボタン。 文書の新規作成時にファイルオープンダイアログや名前を付けて保存のダイアログを開いた際に、初期フォルダとして表示されるフォルダのフルパスが表示されています。 参照ボタンを押して、初期フォルダを変更します。 デフォルトでは、マイドキュメントフォルダが設定されています。 自動でテンキープレーヤーを有効にするのチェックボックス。 チェックが入っていると、オーディオファイルを開いたタイミングで、自動的にテンキープレーヤーが有効になります。 デフォルトでチェックが入っています。 開いたオーディオファイルを自動再生するのチェックボックス。 チェックが入っていると、オーディオファイルを開いた際に自動で再生が開始します。 デフォルトでチェックが入っています。 C各項目の調整が終わりましたら、OKボタンを押して変更を確定してください。 CANCELボタンを押すと、設定を変更せずに全般設定のダイアログを閉じます。 9-2.音声設定 次に読み上げ音声の設定方法を説明します。 @Alt+Tを押してツールメニューを開きます。 A下カーソルを押して音声設定に移動してEnterを押します。 B音声設定のダイアログが開きますので、音声エンジンのコンボボックスでご利用のスクリーンリーダーを選択してください。 GSノートは、PC-TalkerとNVDAでの読み上げに対応しています。 COKボタンを押すことで、設定が完了します。 CANCELボタンを押すと、設定を変更せずに音声設定のダイアログを閉じます。 9-3.お休みタイマー GSノートは、お休みタイマー機能を搭載しています。 指定した時間の経過後にGSノートを終了させたり、コンピュータをシャットダウンさせることができます。 寝る前の読書などでご活用ください。 お休みタイマーを設定するには、F10を押します。 するとお休みタイマーの設定ダイアログが開きますので、各項目を設定してEnterを押してください。 時間のコンボボックスでは、お休みタイマーが実行されるまでの時間を指定します。 15分から180分まで、9種類の選択項目があります。 動作のコンボボックスでは、指定した時間の経過後に何をするかを指定します。 「GSノートを終了する」を選択すると、指定した時間の経過後に読み上げを停止してGSノートが終了します。 「スリープ」を選択すると、指定した時間の経過後に読み上げを停止してシステムをスリープさせます。 「休止状態」を選択すると、指定した時間の経過後に読み上げを停止してシステムが休止状態に移行します。 「シャットダウン」を選択すると、指定した時間の経過後に読み上げを停止してシステムがシャットダウンします。 お休みタイマーが設定されますと、指定した時間までのカウントダウンが始まります。 タイマーの進行状況は、Alt+0の読み上げコマンドでご確認いただけます。 なお、タイマーのカウントダウンが残り30秒になりますと、テキストデータの読み上げが自動的に停止されます。 また、GSノートの終了とシャットダウンを選択した場合には、表示していたテキストがソフトによって自動保存されます。 自動保存されたテキストは、ファイル履歴から開くことができます。 ファイル履歴にある「Temp.txt」が、自動保存されたテキストです。 お休みタイマーは、いつでもキャンセルすることができます。 キャンセルする時には、Shift+F10を押してください。 キャンセル確認のダイアログが表示されますので、はいのボタンを押します。 これでお休みタイマーはキャンセルされました。 10.ライセンスについて 10-1.ライセンス価格 新規ご購入 : 2,000円(税込み2,200円) 代金のお支払方法は、銀行振り込みまたは現金書留をご利用いただけます。 代金お振込み後数時間でライセンスキーをメールにてお送りします。 GSノートは、1ライセンスを購入いただくことで、3台までのパソコンでご利用いただけます。 10-2.ライセンスのご注文 GSノートのライセンスは、以下のURLよりご注文ください。 https://gawachansoft.com/order/ 日中であれば、通常1・2時間以内に、作者から振込先などをご案内するメールをお送りします。 *ご注文完了から24時間以上経過しても作者からメールが届かない場合には、お手数ですが https://gawachansoft.com/inquiry/ よりお問い合わせ下さい。 10-3.ライセンスキーを登録する ライセンスキーをGSノートに登録する方法について説明します。 @作者から送付されたメールからライセンスキーをクリップボードにコピーしてください。 AGSノートを起動します。 BAlt+Tを押してツールメニューを開きます。 C下カーソルキーを何回か押してライセンス登録に移動してEnterを押します。 Dライセンスキーを入力するエディットボックスが表示されるので、先ほどクリップボードにコピーしておいたライセンスキーをControl+Vで張り付けます。 EEnterを押して登録を完了させてください。 Fライセンスキーの登録が完了したとのメッセージが表示されるので、内容を確認してからEnterを押します。 これでシステムにライセンスキーが登録され、機能制限が解除されました。 GSノートを存分にご活用ください。