GSプレーヤー Ver5 操作マニュアル 本マニュアルの目次 1.はじめに 1-1.ソフト概要 1-2.GSプレーヤーの特徴 1-3.Ver3からの変更点 1-4.ライセンスについて 1-5.無料版での機能制限について 2.基本事項 2-1.動作環境 2-2.インストール 2-3.アンインストール 2-4.ご注意 3.起動と終了 3-1.起動と終了 3-2.GSプレーヤーの画面レイアウトについて 4.メディアファイルを再生する 4-1.再生リストにメディアファイルを登録する 4-2.メディアファイルの再生 4-3.再生ボリュームの変更 4-4.再生スピードの変更 4-5.再生モードの切り替え 4-6.再生リストの編集 4-7.アルバム再生機能 4-8.URLを再生する 4-9.音声コンテンツを再生する 4-10.メディアファイルのプロパティ情報を確認する 5.チャンネル 5-1.チャンネルについて 5-2.別のチャンネルから再生リストを読み込む 6.CDを再生する 7.便利機能 7-1.再生デバイスを変更する 7-2.左右のスピーカーのオン・オフを切り替える 7-3.お休みタイマー 7-4.点字表示機能 7-5.状態読み上げコマンド 7-6.GSプレーヤーで再生できるファイルの種類を増やす方法について 8.各種設定 8-1.全般設定 8-2.音声設定 1.はじめに 1-1.ソフト概要 GSプレーヤーは、NVDAとPC-Talkerに対応するメディアプレーヤーソフトです。 豊富なキーボードコマンドと音声ガイドで、お手持ちのメディアファイルの再生をお楽しみいただけます。 1-2.特徴 簡単操作 再生用のリストにメディアファイルを登録してスペースキーを押せば、ファイルの再生が始まります。 豊富なキーボードコマンド 再生位置の移動や再生ボリュームの変更など、便利なキーボードコマンドを多数ご用意しています。 また、再生中のファイル名や収録時間などを音声で確認できる状態読み上げコマンドも充実しています。 8つの再生リストを搭載 メディアファイルを1,000本まで登録できる再生リストを8つ搭載しています。 最大8,000本のファイルを登録して、再生することができます。 再生リストは数字キーで簡単に切り替えることができます。 あたかもTVやラジオのチャンネルを変更するように再生リストを切り替えて、メディアファイルの再生をお楽しみいただけます。 アルバム再生機能を搭載 アルバム再生機能とは、再生リスト内のメディアファイルを、そのファイルが保存されているフォルダ単位で再生できる機能のことです。 WindowsMediaPlayerなどでCDをパソコンに取り込んだ場合、通常CD毎にフォルダを作って楽曲が保存されます。 GSプレーヤーでは、その楽曲が保存されているフォルダを1つのアルバムと考え、アルバム単位での再生を可能とします。 お休みタイマー 就寝前などに使えるお休みタイマーを搭載しています。 標準で再生可能なファイル形式。 オーディオファイル : .wav・.wma・.mp3。 加えて、オーディオCDを再生することができます。 動画ファイル : .wmv・.avi。 *適切なコーデックをインストールすることで、この他の形式のファイルも再生可能になります。 本マニュアルの「7-6.GSプレーヤーで再生できるファイルの種類を増やす方法について」では、コーデックの導入例について説明しています。 1-3.Ver3からの変更点 本稿は、最近GSプレーヤー Ver3からVer5へバージョンアップされた方向けの説明です。 Ver5にて新たに搭載された機能や大幅に強化された機能を紹介します。 @再生リストに登録できるメディアファイルの最大件数を100件から1,000件へ大幅に拡大しました。 Aフォルダを開く機能で、サブフォルダの読み込みに対応しました。 B新たにアルバム再生機能を搭載しました。 アルバム再生機能とは、再生リスト内のメディアファイルを、そのファイルが保存されているフォルダ単位で再生できる機能のことです。 C現在のチャンネルに別のチャンネルの再生リストを読み込める機能を追加しました。 D再生モードをチャンネル単位で設定できるようになりました。 E再生リストに重複登録された項目を削除できる機能を追加。 1-4.ライセンスについて GSプレーヤーはシェアウェアです。 GSプレーヤーの全ての機能を制限なくご使用いただくには、ライセンスをご購入ください。 ライセンス価格は、以下の通りです。 新規ご購入 : 2,000円(税込み2,200円) GSプレーヤー Ver3からGSプレーヤー Ver5へのバージョンアップ : 1,000円(税込み1,100円) ライセンス代金のお支払方法は、銀行振り込みまたは現金書留をご利用いただけます。 ライセンスキーは、代金受領後、数時間以内にメールにてお送りいたします。 1ライセンスにつき、3台までのパソコンでご利用いただけます。 ライセンスご注文フォーム https://gawachansoft.com/order/ 1-5.無料版での機能制限について ライセンスキーを登録いただくまで以下の機能制限があります。 @全ての再生リストで、再生可能なファイルが先頭2項目のみに制限されます。 A再生モードの内、シャッフル再生がご使用いただけません。 B音声コンテンツの音声ファイルダウンロード機能で、ダウンロード可能な項目がリストの先頭2項目に制限されます。 2.基本事項 2-1.対応OS Windows11(日本語版) Windows 10 32ビット及び64ビット(日本語版) 2-2.インストール 作者サイトよりダウンロードされたGSPlayer560.exeを実行しインストーラの指示に従ってインストールを行って下さい。 作業の途中でUACが表示された場合は許可を与えて下さい。 2-3.アンインストール コントロールパネルのプログラムの追加と削除からGSプレーヤーを選択し、アンインストーラの指示に従ってアンインストールを行って下さい。 作業の途中でUACが表示された場合は許可を与えて下さい。 アンインストールは、GSプレーヤーを終了させてから行って下さい。 2-4.ご注意 @GSプレーヤー Ver5の発売に伴い、GSプレーヤー Ver3のライセンスの販売は終了いたしました。 GSプレーヤー Ver3系は、2025年3月31日をもちましてサポートを終了させていただきます。 GSプレーヤー Ver3系のライセンスをお持ちのお客様には、お得な価格でGSプレーヤー Ver5にバージョンアップいただけるバージョンアップ価格をご用意しております。 ぜひ、GSプレーヤー Ver5へのバージョンアップをご検討ください。 AGSプレーヤー Ver5.5からは、再生リストの仕様が変更となりました。 このため、GSプレーヤー Ver5.5以降のバージョンで作成された再生リストは、Ver5.03までのGSプレーヤーで読み込むことができません。 ご注意ください。 一方、Ver5.03までのGSプレーヤーで作成された再生リストは、Ver5.5以降のGSプレーヤーを初めて起動した際に自動的に新しい形式の再生リストに変換されて読み込まれます。 BGSプレーヤーの初回起動時には、音声ガイド機能がオフになっています。 ツールメニューの音声設定から読み上げに使用するスクリーンリーダーを設定してください。 C作者の許可なくGSプレーヤーを転載・再配布することはできません。 DGSプレーヤーを他者の権利を侵害する行為に使用しないよう十分ご注意ください。 3.起動と終了 3-1.起動と終了 GSプレーヤーを起動するには、 @デスクトップにあるGSプレーヤーのショートカットを選択・実行して起動する方法と、 Aスタートメニューを開いて、全てのプログラム→GawachanSoft→GSプレーヤー→GSプレーヤーと辿って起動する方法があります。 通常は、デスクトップ上のショートカットを使って起動する方法をお勧めします。 GSプレーヤーを終了するには、ファイルメニューから「GSプレーヤーの終了」を選択・実行するか、Alt+F4キーを押します。 「GSプレーヤーを終了します」という音声ガイドがあって、GSプレーヤーのウィンドウが閉じられ、アプリケーションが終了します。 3-2.GSプレーヤーの画面レイアウトについて GSプレーヤーを起動すると、一般のアプリケーションと同様にメインウィンドウが表示されます。 ここでは、このメインウィンドウのレイアウトについて説明します。 ウィンドウの最上部には、タイトルバーがあり、「GSプレーヤー」とアプリケーションの名称が書かれています。 その下にメニューバーがあり、左からファイル・チャンネル切り替え・再生・再生リスト・音声コンテンツ・読み・ツール・ヘルプの順番に並んでいます。 このメニューバーは、Altキーを押すことで、キーボードから操作することができます。 メニューバーの下には、クライアント領域と呼ばれる広い場所があります。 動画ファイルを再生した場合には、このクライアント領域に映像が表示されます。 4.メディアファイルを再生する 4-1.再生リストにメディアファイルを登録する GSプレーヤーでメディアファイルを再生するには、最初に再生リストにファイルを登録する必要があります。 再生リストには、最大1,000件のメディアファイルを登録することができます。 ファイルの登録は、個別のファイルを選択して登録する方法と、フォルダを選択してフォルダ内に在るファイルをまとめて登録する方法があります。 ファイルを個別に開くには、Control+Oを押してファイル選択のダイアログを開きます。 ファイルオープンダイアログが表示されますので、適宜ファイルを選択して開いてください。 このファイルオープンダイアログでは、Shiftを押しながらカーソルキーを動かすことで、複数のファイルを選択して開くことができます。 フォルダ内のファイルをまとめて開くには、Control+Dを押してフォルダ選択のダイアログを開きます。 フォルダ選択ダイアログが表示されますので、適宜メディアファイルの入っているフォルダを選択して開いてください。 選択したフォルダの中にサブフォルダが在る場合には、そのサブフォルダの中のファイルも読み込まれます。 エクスプローラなどでメディアファイルやフォルダを選択して、送るメニューから再生リストにメディアファイルを登録することができます。 送るメニューの中に在る「GSプレーヤー」のショートカットにメディアファイルやフォルダを送ってください。 最近開いたフォルダを確認できる履歴機能を搭載しています。 Shift+Dを押すことで、履歴一覧のダイアログが開きます。 最大20件までの履歴が表示されますので、開きたいフォルダを選択してEnterキーを押してください。 そのフォルダに入っているメディアファイルが読み込まれます。 作者中川が別途公開しているソフトで作成した音声ファイルを、再生リストに登録することもできます。 F5キーを押すとソフト選択のダイアログが開きますので、 ソフト選択のコンボボックスでソフトを選んでください。 選択可能なソフトは、GSニュース・GSノート・GS録音機・GSテキストレコーダーの4種類です。 音声ファイル一覧のリストボックスには、先ほど選択したソフトで作成した音声ファイルの一覧が表示されます。 1件読み込みのボタンを押すと、リストで現在カーソルの当たっている項目を再生リストに登録します。 全件読み込みのボタンを押すと、現在リストに表示されている全ての項目を再生リストに登録します。 いずれかのソフトをご利用いただいておりましたら、ぜひご活用ください。 4-2.メディアファイルの再生 再生リストにメディアファイルを登録した処で、いよいよこれらのファイルを再生してみましょう。 再生の開始と停止は、スペースキーで行います。 スペースキーを押すことで、ファイルの再生が開始されます。 もう1度スペースキーを押すと、再生が停止します。 ファイルの再生位置は、キーボード操作で自由に移動させることができます。 左カーソルキーを押すと、再生位置が10秒戻ります。 Controlキーを押しながら左カーソルキーを押すと、1分戻ります。 Shiftキーを押しながら左カーソルキーを押すと、5分戻ります。 バックスペースキーを押すと再生位置がファイルの先頭に戻ります。 右カーソルキーを押すと、再生位置が10秒進みます。 Controlキーを押しながら右カーソルキーを押すと、1分進みます。 Shiftキーを押しながら右カーソルキーを押すと、5分進みます。 動画ファイルの再生時には、映像をフルスクリーンで表示することができます。 F11キーを押すと、フルスクリーン表示になります。 もう1度F11キーを押すかEscapeキーを押すと、、フルスクリーン表示が終了します。 再生リストに登録されている別のファイルを再生するには、PageUpキーとPageDownキーを使用します。 PageUpキーを押すと、再生リストの1つ前の項目に移動します。 PageDownキーを押すと、再生リストの1つ後ろの項目に移動します。 Control+PageUpキーを押すと、再生リストの先頭項目に移動します。 Control+PageDownを押すと、再生リストの最後の項目に移動します。 F4キーを押すことで、再生リストに登録されているファイルの一覧を表示させることができます。 このリストで再生したい項目にカーソルを合わせてEnterキーを押せば、そのファイルが再生されます。 4-3.再生ボリュームの変更 上下のカーソルキーを使って、再生ボリュームを変更することができます。 ボリュームは、0から20までの21段階で変更できます。 ソフトの起動直後は、中間の10になっています。 上カーソルを押すと、ボリュームが上がります。 下カーソルを押すと、ボリュームが下がります。 Homeキーを押すと、ボリュームが中間の10に戻ります。 現在の再生ボリュームを確認するには、Control+5の読み上げコマンドを実行します。 4-4.再生スピードの変更 GSプレーヤーでは、再生中の各種メディアファイルの再生スピードを変更することができます。 再生スピードが変更できる範囲は、0.1倍から2.0倍です。 MP3形式の音楽データなどの再生スピードを上げたり下げたりすると、それだけでちょっと楽しかったりします。 お試しください。 Control+上カーソルを押すと、再生スピードが0.05倍ずつ上がります。 Control+下カーソルを押すと、再生スピードが0.05倍ずつ下がります。 Control+Homeキーを押すと、再生スピードが1.0倍に戻ります。 現在の再生スピードを確認するには、Control+6の読み上げコマンドを実行します。 なお、メディアファイルによっては、再生スピードが変更できない場合が在ります。 例えば、.wma形式の音声ファイルや.wmv形式の動画ファイルは、再生スピードを変更できません。 4-5.再生モードの切り替え GSプレーヤーでは、再生リストの再生方法を変更することができます。 リピート再生やシャッフル再生を選ぶことができます。 F8キーを押すごとに、再生モードが切り替わります。 「1項目 通常再生」 再生リストで選択中の1項目を1回だけ再生します。 「1項目 リピート再生」 再生リストで選択中の1項目を繰り返し再生します。 「再生リスト 通常再生」 再生リストに登録されているファイルを順番に再生します。 「再生リスト リピート再生」 再生リストに登録されているファイルを順番に再生します。 最後の項目まで再生したら、先頭の項目に戻って再び順番に再生します。 「再生リスト シャッフル再生」 再生リストに登録されているファイルをランダムに再生します。 デフォルトでは、「再生リスト 通常再生」に設定されています。 なお、現在の再生モードを確認するには、Control+8の読み上げコマンドを実行します。 4-6.再生リストの編集 重複項目を削除。 場合によっては、再生リストに同じメディアファイルを重複登録してしまうことがあります。 GSプレーヤーには、重複登録してしまったメディアファイルを見つけ出して削除してくれる機能が用意されています。 Control+F4を実行してください。 重複登録された項目が削除されます。 再生リストをクリア。 再生リストの内容は、いつでもクリアすることができます。 現在のチャンネルの再生リストをクリア : Shift+Delete 全てのチャンネルの再生リストをクリア : Control+Shift+Delete どちらのコマンドを実行しても、本当にリストの内容をクリアしても良いかを確認するダイアログが表示されます。 クリアして良ければ、はいのボタンを押してください。 再生リスト内の項目の並び順を変更したり、不要になった項目を削除することもできます。 並び順の変更や特定項目の削除をするには、F4キーを押して再生リスト項目の一覧を表示させてください。 表示されたリストでは、現在選択されている項目にカーソルが当たっています。 ここでDeleteキーを押すと、この項目が再生リストから削除されます。 Alt+Dを押すと、カーソルの当たっている項目が1つ下に移動します。 Alt+Uを押すと、カーソルの当たっている項目が1つ上に移動します。 こうしてリストの並びを入れ替えることができます。 4-7.アルバム再生機能 GSプレーヤーは、Ver5からアルバム再生機能を搭載しました。 アルバム再生機能とは、再生リスト内のメディアファイルを、そのファイルが保存されているフォルダ単位で再生できる機能のことです。 WindowsMediaPlayerなどでCDをパソコンに取り込んだ場合、通常CD毎にフォルダを作って楽曲が保存されます。 GSプレーヤーでは、その楽曲が保存されているフォルダを1つのアルバムと考え、アルバム単位での再生を可能とします。 アルバム再生機能を使用する場合には、F2キーを押してアルバム再生モードを有効にしてください。 もう1度F2を押すと、アルバム再生モードがオフになります。 F3をおすと、アルバム一覧のダイアログが表示されます。 このダイアログでは、現在のチャンネルの再生リストに登録されているメディアファイルがアルバム別に整理されて表示されています。 アルバムリストには、再生リスト内のアルバムの一覧が表示されます。 トラックリストには、アルバムリストで選択したアルバムに収録されているメディアファイルの一覧が表示されます。 アルバムやトラックを選択してからEnterを押すと、そのアルバムやトラックが再生されます。 アルバムリストでDeleteを押すことで、現在カーソルの当たっているアルバムを削除することができます。 アルバムを削除すると、そのアルバムに収録されているメディアファイルが再生リストからまとめて削除されます。 トラックリストでDeleteを押すことで、現在カーソルの当たっている項目を削除することができます。 トラックを削除すると、そのメディアファイルが再生リストから削除されます。 4-8.URLを再生する GSプレーヤーでは、URLを開いて再生することができます。 パソコン内に保存されているファイルと同様の操作で、インターネット上に在るメディアファイルを再生することができます。 URLを再生するには、Control+Uを押して、URLを入力するためのダイアログを開きます。 このダイアログにURLを入力し、Enterキーを押してください。 有効なURLでしたら、すぐに再生が始まると思います。 URLの再生であっても、いったん再生が始まってしまえば、後の操作は通常のメディアファイルの操作と同じです。 スペースキーで再生の停止と再会を行います。 左右のカーソルキーなどで、再生位置を移動します。 パソコン内に在るファイルを再生リストに登録した時と同様に、いったん開いたURLも再生リストに保存されます。 同じURLを再度再生する場合、改めてURLを入力する必要はありません。 再生リストの中から再生したいURLを選択して、再生を開始してください。 4-9.音声コンテンツを再生する インターネット上には、ラジオ局などが公開している音声コンテンツ(ポッドキャスト)が多数在ります。 GSプレーヤーでは、このような音声コンテンツを再生する機能を搭載しています。 Ver5.6の時点では、3つのラジオ局の26コンテンツに対応しています。 音声コンテンツを聴くには、F6キーを押して、音声コンテンツ専用のダイアログを開きます。 このダイアログには、2つのリストボックスとダウンロードボタン・OKボタン・Cancelボタンが在ります。 コンテンツ選択のリストボックスには、GSプレーヤーで聞くことができる音声コンテンツが一覧表示されています。 カーソルキーでお好みのコンテンツを選択してEnterキーを押してください。 すると、2つ目のリストボックスにフォーカスが移動します。 この2つ目のリストボックスには、先ほど選択したコンテンツで配信されている音声ファイルが一覧表示されます。 カーソルキーで聴きたい音声ファイルを選択してEnterキーを押してください。 数秒程で、音声ファイルの再生が始まります。 音声コンテンツの再生であっても、いったん再生が始まってしまえば、後の操作は通常のメディアファイルの操作と同じです。 スペースキーで再生の停止と再会を行います。 左右のカーソルキーなどで、再生位置を移動します。 パソコン内に在るファイルを再生リストに登録した時と同様に、いったん開いた音声コンテンツも再生リストに保存されます。 同じファイルを再度再生する場合、改めて音声ファイルを選択し直す必要はありません。 再生リストの中から再生したいファイルを選択して、再生を開始してください。 同じコンテンツ内の別の音声ファイルを聴きたい場合には、改めて音声ファイルの一覧を開いて、ファイルを選択し直します。 音声ファイルを選択し直すには、F7キーを押して音声ファイルの一覧を表示させてください。 別のコンテンツを聴くには、改めて音声コンテンツを選択し直してください。 コンテンツを選択し直すには、F6キーを押してコンテンツ選択のリストボックスを表示させます。 聴きたいコンテンツを選択して、Enterキーを押してください。 実は、F6キーを押しても、F7キーを押しても、表示されるダイアログは同じ物です。 ただ、F6キーを押すと、コンテンツ選択のリストボックスにフォーカスが当たった状態でダイアログが開きます。 F7キーを押すと、音声ファイル一覧のリストボックスにフォーカスが当たった状態でダイアログが開きます。 つまり、ダイアログを開いた時にどちらのリストボックスにフォーカスが当たっているかの違いです。 必要に応じて使い分けていただけたらと思います。 音声コンテンツをダウンロードすることもできます。 これは面白い音声コンテンツなので、ぜひ手元に保存しておきたい。 そんな時には、このダウンロード機能をご利用ください。 音声ファイルをダウンロードする手順は、以下の通りです。 @F6キーを押して、音声コンテンツ選択のリストを開きます。 Aお好みのコンテンツを選択して、Enterキーを押します。 B音声ファイルの一覧が表示されますので、ダウンロード保存したい項目を選択します。 CTabキーを1回押して、ダウンロードのボタンに移動します。 Dスペースキーを押してください。 Eファイル保存用のダイアログが開きますので、ファイルの保存先を指定してください。 F音声ファイルのダウンロードが開始されます。 ダウンロード完了まで、暫くお待ちください。 ファイルのダウンロードは、バックグラウンドでじっこうされています。 ファイルのダウンロード中であっても、GSプレーヤーを操作することができます。 音声ファイルのダウンロードが終わりましたら、音声で通知します。 なお、無料版では、音声ファイル一覧の先頭2項目のみがダウンロード可能です。 4-10.メディアファイルのプロパティ情報を確認する 現在選択しているメディアファイルについて、プロパティ情報を確認いただけます。 プロパティ情報を確認するには、ファイルメニューに在る「ファイル情報」を実行してください。 すると、専用のダイアログが表示されます。 このダイアログでは、ファイル名・ファイルパス・収録時間・ビットレートを参照いただけます。 また、動画ファイルであれば、ビデオのサイズも確認いただけます。 なお、メディアファイルのビットレートにつきましては、ファイルサイズと収録時間から概算しています。 必ずしも厳密な値ではありませんので、参考情報としてご参照ください。 5.チャンネル 5-1.チャンネルについて GSプレーヤーは、8つの再生リストを搭載しています。 これまでは1つの再生リストを使ってGSプレーヤーの機能の説明をしてきましたが、この再生リストがあと7つ在るわけです。 そして、それぞれの再生リストで最大1,000件のメディアファイルを登録することができます。 つまり、合計8,000件のファイルを登録して再生できるというわけです。 GSプレーヤーでは、これら1つ1つの再生リストをチャンネルという概念で管理しています。 1つのチャンネルには1つの再生リストが在り、再生音量や再生スピードもチャンネルごとに設定することができます。 また、リピート再生やシャッフル再生などの再生モードも、チャンネル毎にご指定いただけます。 各チャンネルの切り替えは、数字キーを使って行います。 数字キーの1を押すと、チャンネル1が選択されます。 2を押すと、チャンネル2に切り替わります。 そして、8を押すと、チャンネル8に切り替わります。 このように複数のチャンネル(再生リスト)を切り替えながらメディアファイルの再生を楽しめるのが、GSプレーヤーの大きな特徴です。 例えば、チャンネルの1に朗読データを登録して、チャンネルの2に音楽ファイルを登録したとします。 すると、チャンネル1の朗読を聴いていて少し疲れたら、チャンネルを2に切り替えて音楽を楽しむなんてことができるわけです。 あたかもTVやラジオのチャンネルを切り替えるようにして、メディアファイルの再生を楽しむことができます。 なお、現在のチャンネルを確認するには、Control+1の読み上げコマンドを実行します。 5-2.別のチャンネルから再生リストを読み込む Ver5.5より、現在のチャンネルに別のチャンネルの再生リストを読み込める機能を追加しました。 この機能を使うことで、チャンネル間での再生リストのコピーや移動が簡単に行えます。 Control+F5を押すと、再生リストを読み込むためのダイアログが開きます。 チャンネル選択のコンボボックスで、読み込みたい再生リストの在るチャンネルを選択してください。 続いて、コピーボタンもしくは移動ボタンを押します。 コピーボタンを押した場合には、現在のチャンネルに先ほど選択したチャンネルの再生リストがコピーされます。 現在のチャンネルの再生リストに既にファイルが登録されている場合には、 そのリストの終端にコピーされた再生リストの内容が追加されます。 一方移動ボタンを押した場合には、現在のチャンネルに先ほど選択したチャンネルの再生リストがまるごと移動します。 再生リストの移動ですので、読み込み元のチャンネルの再生リストは空になります。 現在のチャンネルの再生リストに既にファイルが登録されている場合には、 そのリストの終端に移動された再生リストの内容が追加されます。 6.CDを再生する GSプレーヤーは、CDの再生に対応しています。 まずCDドライブにCDを入れてください。 そして、数字キーの9を押して、チャンネルを9に変更します。 チャンネル9は、CD専用のチャンネルです。 チャンネル9に変更した時点で、CDの収録時間やトラック数が取得されます。 Control+3で収録時間を、Control+7で総トラック数を確認いただけます。 CDの場合も、再生の開始と停止はスペースキーで行います。 左右のカーソルキーなどで、再生位置を移動させることもできます。 PageUpやPageDownを押すと、前のトラックや次のトラックに移動します。 また、F4を押すことで、トラック一覧を表示させることもできます。 なお、CDの再生では、再生スピードを変更することはできません。 お使いのパソコンに2台以上のCDドライブが接続されている場合には、ユーザーが任意のドライブを選択して再生することができます。 F9を押すと、CDドライブ選択のダイアログが開きます。 ドライブ選択のコンボボックスで、再生したいCDドライブを選択して、Enterを押してください。 これで,今選択したドライブに入っているCDが読み込まれます。 スペースキーを押せば、再生が始まります。 別のCDドライブに変更する時には、改めてF9を押してドライブを選択し直してください。 なお、現在選択しているCDドライブを確認するには、Control+9の読み上げコマンドを実行します。 7.便利機能 7-1.再生デバイスを変更する GSプレーヤーでは、メディアファイルの再生音を出力する再生デバイスを指定することができます。 この機能を使いますと、既定の再生デバイス以外の再生機器からメディアファイルの再生音を出力することができます。 再生デバイスを切り替えるには、Control+F8を押します。 すると、再生デバイス選択用のダイアログが表示されますので、 メディアファイルの再生音を出力させたいデバイスを選択して、Enterキーを押してください。 メディアファイルの再生中であれば、即座に再生音の出力先が切り替わります。 現在選択されている再生デバイスを確認するには、Alt+3の読み上げコマンドを実行します。 なお、オーディオCDの再生音につきましては、必ず既定の再生デバイスより出力されます。 CD再生用のチャンネル9にチャンネルを切り替えますと、即座に再生音の出力先が既定の再生デバイスに戻ります。 くれぐれもご注意ください。 7-2.左右のスピーカーのオン・オフを切り替える GSプレーヤーでは、右または左のスピーカーをオフにして、片側のスピーカーからのみ再生音を出力することができます。 Cキーを押すごとに、 左のスピーカーをオフにして右のスピーカーからのみ再生音を出力する 右のスピーカーをオフにして左のスピーカーからのみ再生音を出力する 左右のスピーカーをオンにする という順番で切り替わります。 この機能を使いますと、 購入したばかりのスピーカーやイヤホンの左右を簡単に確認できます。 7-3.お休みタイマー GSプレーヤーは、就寝前などに利用できるお休みタイマーの機能を搭載しています。 お休みタイマーを使えば、寝る前に音楽などを聴いていても、指定時間の経過後に再生を停止してシステムをスリープさせたりすることができます。 お休みタイマーを設定するには、F10を押します。 するとお休みタイマーの設定ダイアログが開きますので、各項目を調整してEnterを押してください。 時間のコンボボックスでは、お休みタイマーが実行されるまでの時間を指定します。 15分から180分まで、9種類の中から選択ください。 動作のコンボボックスでは、指定した時間の経過後に何をするかを指定します。 指定いただける動作は、以下の4種類です。 GSプレーヤーを終了 システムをスリープ システムを休止状態 システムをシャットダウン お休みタイマーが設定されますと、指定した時間までのカウントダウンが始まります。 タイマーの進行状況は、Control+0の読み上げコマンドでご確認いただけます。 タイマーのカウントダウンが残り30秒になりますと、ファイルの再生が自動的に停止されます。 これは、ソフトの終了やスリープ状態への移行直前までファイルが再生されていると、問題が生じるためです。 お休みタイマーは、いつでもキャンセルすることができます。 キャンセルする時には、Shift+F10を押してください。 キャンセル確認のダイアログが表示されますので、はいのボタンを押してください。 これでお休みタイマーはキャンセルされます。 7-4.点字表示機能 NVDAでピンディスプレイを使用されている方向けの機能として、GSプレーヤーの音声ガイドを点字で表示する機能が在ります。 @NVDAを使用している。 ANVDAとピンディスプレイを併用している。 BGSプレーヤーの読み上げ音声としてNVDAを設定している。 以上の条件に合致される方は、Control+Bのコマンドを実行してみてください。 ピンディスプレイに「点字表示 オン」と表示されたはずです。 点字表示がオンの状態でControl+1やControl+2の状態読み上げコマンドを実行すると、同時にピンディスプレイにも状態通知が表示されます。 点字表示をオフにするには、再度Control+Bのコマンドを実行してください。 7-5.状態読み上げコマンド ここで、GSプレーヤーの状態を読み上げ確認するためのキーボードコマンドをまとめて紹介しておきます。 現在のチャンネルを読み上げる : Control+1 選択中の項目名を読み上げる : Control+2 選択中項目の収録時間を読み上げる : Control+3 現在の再生位置を読み上げる : Control+4 再生ボリュームを読み上げる : Control+5 再生スピードを読み上げる : Control+6 再生リストに登録されている項目数と現在位置を読み上げる : Control+7 現在の再生モードを読み上げる : Control+8 現在選択されているCDドライブを読み上げる : Control+9 お休みタイマーの状態を読み上げる : Control+0 再生リスト再生モードとアルバム再生モードのどちらが有効になっているかを読み上げる : Alt+1 アルバム名を読み上げる : Alt+2 現在選択されている再生デバイスを読み上げる : Alt+3 左右のスピーカーのオン・オフの状態を読み上げる : Alt+4 7-6.GSプレーヤーで再生できるファイルの種類を増やす方法について GSプレーヤーでは、標準で.wav・.wma・mp3の音声ファイルと、.wmv・.aviの動画ファイルの再生に対応しています。 一方、ご利用のパソコンに適切なコーデックがインストールされていますと、上記以外のメディアファイルもGSプレーヤーで再生できるようになります。 例えば、フリーソフトの「X Codec Pack(XP Codec Pack)」というプログラムを入手してインストールすることで、.m4a形式の音声ファイルや.mp4形式の動画ファイルなどをGSプレーヤーでも再生できるようになります。 興味がおありであれば、お試しください。 「X Codec Pack(XP Codec Pack)」のダウンロードURL https://www.xcodecpack.com/dl/X-Codec-Pack_2.7.4.exe 上のURLから「X Codec Pack(XP Codec Pack)」のインストールプログラムをダウンロードできます。 「X Codec Pack(XP Codec Pack)」は英語のプログラムですが、インストールプログラムの指示に従うだけで簡単にインストールすることができます。 *ご注意 : コーデックパックのご利用の可否は、ユーザー様各自の責任にてご判断ください。 作者は、コーデックパックのご利用に関して、個別のお問い合わせに対応することはできません。 予めご了承ください。 また、既に何らかのコーデックパックをインストールしてご利用中であれば、上で紹介した「X Codec Pack(XP Codec Pack)」を追加でインストールする必要はありません。 8.各種設定 8-1.全般設定 ここからは、GSプレーヤーの動作を設定する方法について説明します。 最初に全般的な動作を設定します。 @Alt+Tを押してツールメニューを開きます。 A全般設定が選択されますのでEnterを押します。 B全般設定のダイアログが開きますので、各項目を調整してください。 起動時に更新チェックを行うのチェックボックス。 チェックすると、GSプレーヤーの起動時に作者サイトで最新バージョンが公開されていないかを確認するようになります。 チェックを外すと、起動時の更新チェックは行われません。 デフォルトでチェックが入っています。 タイトルバーに項目名を表示するのチェックボックス。 チェックすると、GSプレーヤーのタイトルバーに再生リストで選択中の項目名が表示されるようになります。 現在test.mp3というファイルが選択されているとすると、タイトルバーの表示は「test.mp3 - GSプレーヤー」となります。 初期状態ではチェックが外れています。 「起動時に開くチャンネル」のコンボボックス。 ソフトの起動直後にどのチャンネルを開くかを選択します 初期状態では、「チャンネル1」が選択されています。 「起動時に前回の環境を再現する」のチェックボックス。 チェックすると、ソフト起動時に前回使用していた環境を再現します。 この機能を使うことで、各チャンネルで選択していたファイルの再生位置・再生ボリューム・再生スピードが再現されます。 デフォルトでチェックが入っています。 送り戻し秒数設定のボタン。 左右のカーソルキーなどで行う再生位置の移動秒数を変更することができます。 このボタンでスペースキーを押すと、移動秒数を変更するためのダイアログが開きます。 ダイアログには、3つのエディットボックスが在ります。 左右カーソルのエディットでは、左右のカーソルキーでの移動秒数を設定します。 初期状態で10が入力されています。 これは、右または左カーソルを押す度に再生位置が10秒ずつ移動することを表しています。 例えばこの値を3にしますと、3秒ずつの移動に変更されます。 Control+左右カーソルのエディットでは、Controlプラス左右カーソルキーでの移動秒数を設定します。 初期状態では、60が入力されています。 つまり60秒(1分)です。 Shift+左右カーソルのエディットでは、Shiftプラス左右カーソルキーでの移動秒数を設定します。 初期状態では、300が入力されています。 つまり300秒(5分)です。 値を調整しましたら、Enterキーを押して、設定を完了してください。 C各項目の調整が終わりましたら、OKボタンを押して変更を完了してください。 CANCELボタンを押すと、設定を変更せずに全般設定のダイアログを閉じます。 8-2.音声設定 次に音声ガイドの設定方法を説明します。 @Alt+Tを押してツールメニューを開きます。 A下カーソルを1回押して音声設定に移動してEnterを押します。 B音声設定のダイアログが開きますので、各項目を調整してください。 音声エンジンのコンボボックス。 音声ガイドに使用するスクリーンリーダーを選択します。 GSプレーヤーは、NVDAとPC-Talkerに対応しています。 「音声ガイド中は再生音量を下げる」のチェックボックス。 チェックすると、音声ガイドの出力時にファイルの再生音量が下がります。 再生音量を下げることで、音声ガイドがより聴きやすくなります。 初期状態ではチェックが外れています。 C各項目の調整が終わりましたら、OKボタンを押して変更を完了してください。 CANCELボタンを押すと、設定を変更せずに音声設定のダイアログを閉じます。