GSテキストリーダー操作マニュアル 操作マニュアルの初めに GSテキストリーダーを初めて起動された際は、読み上げ機能がオフになっています。 作品の本文などを音声で読ませるには、初めにツールメニューの音声設定で使用するスクリーンリーダーを設定いただく必要が在ります。 設定の手順は、以下の通りです。 @GSテキストリーダーを起動します。 AAlt+Tを押してツールメニューを開きます。 B下カーソルキーを1回押して音声設定に移動してEnterキーを押します。 C音声設定のダイアログが表示されますので、音声エンジンのコンボボックスでご利用のスクリーンリーダーを選択してください。 GSテキストリーダーは、PC-TalkerとNVDAでの読み上げに対応しています。 DEnterキーを押して設定を完了させます。 以上の操作で、読み上げが有効となります。 本マニュアルの目次 1.はじめに 1-1.ソフト概要 1-2.機能紹介 1-3. Ver2での新機能と改良点 1-4.無料版での機能制限について 1-5.ご注意 2.基本事項 2-1.サポートについて 2-2.動作環境 2-3.インストール 2-4.アンインストール 3.GSテキストリーダーの基本操作 3-1.起動と終了 3-2.GSテキストリーダーの基本操作 4.作品を読む 5.便利機能 5-1.読み上げコマンドあれこれ 5-2.ルビ処理 5-3.目次表示機能 5-4.しおり機能 5-5.ブロック移動機能 5-6.ブラウザーで開く 5-7.エディターで表示 5-8.最近読んだ作品 5-9.お気に入り 5-10.テキストファイルを読み込む 5-11.クリップボードからテキストデータを読み込む 5-12.検索する 5-13.お休みタイマー 6.GSテキストリーダーを設定する 6-1.全般設定 6-2.音声設定 7.ライセンスについて 7-1.ライセンス価格 7-2.ライセンスを購入する 7-3.ライセンスキーの登録 1.はじめに 1-1.ソフト概要 GSテキストリーダーは、青空文庫に登録されている文学作品を受信して読み上げるリーダーソフトです。 GSテキストリーダーを使用することで、簡単な操作で多くの文学作品を読むことができます。 また、お手持ちのテキストファイルを開いて読ませる機能と、クリップボードに在るテキストデータを読み込んで読ませる機能を搭載しています。 1-2.機能紹介 @シンプルな操作性 基本的な操作方法は、リスト項目を上下のカーソルキーで選択してEnterまたは右カーソルキーを押すだけのシンプルな操作で行います。 前の画面に戻るには、Escapeキーまたは左カーソルキーを使います。 A対応スクリーンリーダー GSテキストリーダーは、PC-TalkerとNVDAでの読み上げに対応しています。 作品本文の読み上げ以外にも様々な場面で音声ガイドを提供します。 Bしおり機能 青空文庫収録の各作品毎に、最大50件までしおりを付けることができます。 C履歴とお気に入り 最近読んだ青空文庫収録の作品を最大50件まで記憶しています。 履歴の一覧から簡単に本を開き、前回読んでいた続きから読むことができます。 また、お気に入りの作品や作家をお気に入りに登録することもできます。 毎回五十音別の作家一覧や作品一覧から作品を選ぶ手間が省けます。 Dお手持ちのテキストファイルも読み上げ 青空文庫収録の文学作品に加え、お手持ちのテキストファイルを開いて読み上げさせることができます。 また、クリップボードのテキストデータを読み込んで読み上げさせることもできます。 これにより、テキスト文書のリーダーソフトとしてもご利用いただけます。 1-3. Ver2での新機能と改良点 @メインウィンドウに在るリストボックスの機能を大幅に改良しました。 このリストボックスから、五十音別の作家一覧や作品一覧を開くことができます。 また、最近読んだ作品の一覧やお気に入りに登録されている作家や作品の一覧を表示することもできます。 Aメインウィンドウでのキーボード操作を改良しました メインウィンドウ上のリストボックスで、以下のキーボード操作がご使用いただけます。 上カーソルキーまたは下カーソルキーで項目を選択します。 Enterキーまたは右カーソルキーで選択項目を実行します。 Escapeキーまたは左カーソルキーで1つ前のリスト表示に戻ります。 B五十音別作品リストを追加しました。 Ver1系のGSテキストリーダーでは、作家名の一覧からしか作品を探すことができませんでした。 Ver2では、五十音別の作品一覧からも作品を探すことができます。 Cテキストデータの解析モジュールを更新しました。 作品の読み込みなどで、処理時間が大幅に軽減されています。 D作品本文の表示方法を変更しました。 Ver1系のGSテキストリーダーでは、作品の本文を見出しや小見出し毎に区切って表示していました。 Ver2からは、作品の本文は、全文を一括して表示します。 E目次表示機能を新設しました。 作品を読み込んでいる状態でF4キーを押すと、その作品の目次が表示されます。 Fしおり機能を追加しました。 各作品毎に50件まで任意の行をしおりとして登録することができます。 Gブロック移動機能を搭載しました。 文章内をスピーディーに移動することができます。 H最近読んだ作品の機能を強化しました。 履歴に記憶される作品の件数が、これまでの20件から50件に増えました。 また、最近読んだ作品では、前回読んでいた位置が保存されます。 最近読んだ作品に記憶されている作品を開いた場合には、前回読んでいた続きから読書を再開することができます。 Iお気に入り機能を新設しました。 青空文庫に作品が収録されている作家と作品をお気に入りに登録することができます。 作家と作品は、それぞれが最大50件まで登録いただけます。 Jお休みタイマー機能を搭載しました。 1-4.無料版での機能制限について GSテキストリーダーは有料のシェアウェアです。 ライセンスキーを登録いただくまで以下のような機能制限がかかります。 @全ての作品本文の表示で、表示が文章の冒頭4KB(2000文字程度)に制限されます。 A閲覧中作品をブラウザーで開く機能がご利用いただけません。 Bお手持ちのテキストファイルを開いた場合とクリップボードからのテキストデータの読み込みでは、読み込めるテキストが冒頭4KB(2000文字程度)に制限されます。 1-5.ご注意 @GSテキストリーダーでは、正規表現ライブラリの「HMJRE.DLL」を利用させていただいています。 「HMJRE.DLL」の著作権は、有限会社サイトー企画にあります。 GSテキストリーダーに添付している「HMJRE.DLL」のバージョン番号は、5, 0, 9, 0です。 AGSテキストリーダーは、頻繁にインターネットから情報を取得するソフトです。 常時接続のネット環境で使用されることをお勧めします。 BGSテキストリーダーを他者の権利を侵害する行為に使用しないよう十分ご注意ください。 C作者の許可なくGSテキストリーダーを転載・再配布することはできません。 2.基本事項 2-1.サポートについて GSテキストリーダーについての情報掲載や最新版の公開は、作者サイトにて行います。 また、お問い合わせにはメールにてお答えします。 以下に作者サイトのURLとお問い合わせ先を記載します。 作者サイト : https://gawachansoft.com/ お問い合わせフォーム : https://gawachansoft.com/inquiry/ ご意見・ご質問、不具合のご報告など、お気軽にお送り下さい。 2-2.動作環境 GSテキストリーダーは以下のOS上で動作することを確認しています。 Windows 11 Windows 10 32ビット及び64ビット Windows 8.1 32ビット及び64ビット *Windowsはいずれも日本語版です。 2-3.インストール 作者サイトよりダウンロードされたGSTextReader201.exeを実行しインストーラの指示に従ってインストール作業を行って下さい。 作業の途中でUACが表示された場合は許可を与えて下さい。 2-4.アンインストール コントロールパネルのプログラムの追加と削除からGSテキストリーダーを選択し、アンインストーラの指示に従ってアンインストール作業を行って下さい。 作業の途中でUACが表示された場合は許可を与えて下さい。 *なお、アンインストール作業は、GSテキストリーダーを終了させてから行って下さい。 3.GSテキストリーダーの基本操作 3-1.起動と終了 GSテキストリーダーを起動するには、デスクトップにあるGSテキストリーダーのショートカットを実行してください。 GSテキストリーダーを終了するには、ファイルメニューから「GSテキストリーダーの終了」を実行するか、Alt+F4キーのキー操作を実行してください。 「GSテキストリーダーを終了します」という音声ガイドがあって、GSテキストリーダーが終了します。 3-2.GSテキストリーダーの基本操作 ここでは、GSテキストリーダー Ver2の基本的な操作方法を説明します。 GSテキストリーダー Ver2のウィンドウには、リストボックスとエディットボックスが1つずつ在ります。 リストボックスは、メニュー選択リストと言います。 メニュー選択リストには、青空文庫に登録されている作家や作品を選ぶための項目が在ります。 更に、最近読んだ作品・お気に入り作家・お気に入り作品など便利な機能を使うためのショートカット項目も表示されています。 GSテキストリーダーを起動すると、最初にこのメニュー選択リストが表示されます。 エディットボックスには、青空文庫から受信した作品の本文が表示されます。 メニュー選択リストを操作するには、以下のキー操作を使用します。 @リスト内を移動する : 上カーソルキーまたは下カーソルキー Aカーソルの当たっている項目を実行する : Enterキーまたは右カーソルキー B前のリスト表示に戻る : Escapeキーまたは左カーソルキー リストの操作方法としましては、直感的で、わかりやすくなっていると思います。 実際にリストを操作してみてください。 GSテキストリーダーを起動すると、まずメニュー選択リストが表示されます。 次に、このメニュー選択リストについて説明します。 メニュー選択リストには、以下8個の項目が表示されています。 @ 五十音別作家リスト : 実行すると、青空文庫に作品が収録されている作家の一覧が五十音順に表示されます。 A五十音別作品リスト : 実行すると、青空文庫に収録されている作品が五十音別に表示されます。 B最近読んだ作品 : 実行すると、GSテキストリーダーで最近読んだ作品の一覧が表示されます。 Cお気に入り作家 : 実行すると、お気に入りに登録した作家の一覧が表示されます。 Dお気に入り作品 : 実行すると、お気に入りに登録した作品の一覧が表示されます。 E設定 : Altメニューに在るツールメニューと同様の項目が一覧表示されます。 Fサポート : Altメニューに在るヘルプメニューと同様の項目が一覧表示されます。 GGSテキストリーダーの終了 : 実行すると、GSテキストリーダーが終了します。 メニュー選択リストにこの8個の項目が表示されている状態のことを、メニューの先頭という意味で「トップメニュー」と呼ぶことにします。 トップメニューで項目を選択して、Enterキーまたは右カーソルキーでその項目を実行する。 表示された子項目を選択して、再度Enterキーまたは右カーソルキーでその子項目を実行する。 この操作を繰り返すことで、目的の作品の受信を行います。 Escapeキーまたは左カーソルキーを押せば、たどったメニューを遡って、トップメニューに戻ることができます。 また、Alt+1キーを押すことで、現在どのメニューを表示しているのかを音声で確認することができます。 以上がGSテキストリーダーの基本的な操作方法です。 次章から実際に作品を読んでみましょう。 4.作品を読む GSテキストリーダーで青空文庫に収録されている文学作品を読む方法を説明します。 以下では、例として夏目漱石の「坊っちゃん」を読んでみます。 GSテキストリーダーを起動すると、トップメニューが表示されます。 ここでは「五十音別作家リスト」にカーソルを合わせて、Enterキーまたは右カーソルキーを押してください。 すると「あ行」や「か行」っといった項目が表示されます。 これは作家名の分類ですので、読みたい作家の名前に当たる項目を上下のカーソルキーで選択してください。 夏目漱石であれば、な行を選択します。 Enterキーまたは右カーソルキーを押すと、選択した行に含まれる作家名がリストに列挙されます。 ナ行であれば夏目漱石を含め80名以上の作家の名前が表示されます。 上下のカーソルキーで読みたい作家を選択してEnterキーまたは右カーソルキーを押してください。 夏目漱石は、リストの41番目あたりです。 ちなみに、Control+7キーを押すことで、現在リストの何項目目にカーソルが在るかを音声で確認することができます。 作家名でEnterキーまたは右カーソルキーを押すと、その作家の作品が列挙されます。 夏目漱石の作品は、100以上あるようです。 今度は読みたい作品を選択してください。 ここでは85番目辺りにある坊っちゃんを選択します。 Enterキーまたは右カーソルキーを押すと、作品の本文の受信が開始されます。 このとき、キーボードフォーカスは、メニュー選択のリストボックスから本文表示用のエディットボックスに移動します。 作品本文の受信には、数秒から数10秒程かかります。 そのままで少しお待ちください。 作品本文の受信が完了すると、エディットボックスに本文が標示されます。 本文が表示されると同時に、スクリーンリーダーでの読み上げが始まります。 「親譲(おやゆず)りの無鉄砲(むてっぽう)で…」という坊っちゃんの有名な1文が読み上げられたかと思います。 作品本文の読み上げは、EscapeキーまたはControlキーで停止します。 Enterキーを押すと、読み上げが再開されます。 作品本文の読み上げが停止されている状態でEscapeキーを押すと、メニュー選択のリストボックスに戻ることができます。 また、TabまたはShift+Tabのキー操作で、メニュー選択のリストボックスと本文表示用のエディットボックスの間を行き来することができます。 以上が、GSテキストリーダーで作品を受信して読み上げさせる基本的な方法です。 文章で読むと「難しそうだ」と思われたかもしれませんが、実際に行ってみればとても簡単な操作です。 いろいろな作家さんの作品を沢山読んで、操作に慣れて下さい。 5.便利機能 5-1.読み上げコマンドあれこれ ここでGSテキストリーダーが用意している本文読み上げ用のコマンドをまとめて紹介します。 いずれのコマンドもエディットボックスにフォーカスがある状態で動作します。 表示している文章の先頭から全文を読み上げ : Control+1 表示している文章の先頭からカーソルの在る行の手前まで読み上げ : Control+2 カーソルの在る行から文章の最後まで読み上げ : Control+3 カーソルのある行を1行読み上げ : Control+4 カーソルのある行を行頭からカーソル位置まで読み上げ : Control+5 カーソルのある行をカーソル位置から行末まで読み上げ : Control+6 現在のカーソル位置を読み上げ : Control+7 表示している文章の総行数を読み上げ : Control+8 標示している文章の総文字数を読み上げ : Control+9 標示している文章の総バイト数を読み上げ : Control+0 5-2.ルビ処理 青空文庫の作品には、ルビが振られています。 スクリーンリーダーで作品を読ませると、漢字とルビの両方を読んでしまい、煩わしいと感じるかもしれません。 そんな時は、ルビの処理モードを変更してみてください。 F8キーを押すことで、ルビの処理モードが切り替わります。 F8キーを押す度に、漢字とルビ・漢字・ルビの順でモードが切り替わります。 漢字とルビは、漢字とルビの両方を表示します。 デフォルトでは、この漢字とルビのモードになっています。 漢字は、ルビを削除して、漢字のみを表示します。 ルビでは、漢字を削除し、ルビのみを表示します。 お好みのモードで、読書をお楽しみください。 5-3.目次表示機能 GSテキストリーダーには、青空文庫から受信した作品の目次を表示する機能があります。 作品の本文が表示されている状態で、F4キーを押してください。 現在受信している作品の目次が表示されます。 この目次で項目を選択してEnterキーを押すと、該当の場所に瞬時に移動することができます。 5-4.しおり機能 GSテキストリーダーでは、表示している作品の本文の任意の行にしおりを付けることができます。 しおりを付ける : Control+F6 カーソルのある行をしおりとして記録します。 前のしおりに移動する : Control+Shift+上カーソルキー 次のしおりに移動する : Control+Shift+下カーソルキー しおりの一覧を表示する : F6キー しおりの一覧ダイアログで任意のしおりを選択してEnterキーを押すと、瞬時にその行に移動します。 しおりの一覧ダイアログでDeleteキーを押すと、カーソルの当たっているしおりが削除されます。 5-5.ブロック移動機能 ブロック移動機能とは、GSテキストリーダーで表示している文章内をブロック単位で移動できる機能です。 多くの文章では、書かれている内容の区切りの部分で空行を挿入します。 この空行で区切られた文章のまとまりを1つの文章ブロックとします。 GSテキストリーダーでは、次のブロックや前のブロックに移動するキーボードコマンドを用意しています。 次のブロックに移動するコマンドは、Control+下カーソルです。 前のブロックに移動するコマンドは、Control+上カーソルです。 Control+F7を押すと、表示している文章の全てのブロックを一覧表示することができます。 この一覧から、お好みのブロックに直接移動することが可能です。 5-6.ブラウザーで開く 現在閲覧中の作品の青空文庫のページをブラウザーで開くことができます。 キーボードコマンドは、Control+Bです。 Chromeなど既定のブラウザーが開き、HTML版の作品が表示されます。 なお、無料の機能制限版では、この機能はご利用いただけません。 5-7.エディターで表示 現在本文表示のエディットボックスに表示している内容を外部のエディターで表示することができます。 作品の本文を表示している状態でフォーカスをエディットボックスに移動し、Control+Eを押してください。 メモ帳など既定のエディターが開き、本文が表示されます。 5-8.最近読んだ作品 GSテキストリーダーでは、最近開いた作品の履歴を最大50件まで記憶しています。 この履歴を使えば、最近読んだ作品をスピーディーに開くことができます。 最近読んだ作品の履歴は、メニュー選択のリストボックスから表示します。 まずメニュー選択のリストボックスでトップメニューを表示します。 「最近読んだ作品」にカーソルを合わせて、Enterキーまたは右カーソルキーを押してください。 すると最近読んだ作品の一覧が表示されます。 読みたい作品にカーソルを合わせて、Enterキーまたは右カーソルキーを押してください。 その作品が受信され、読み上げが行われます。 作品の履歴を削除することもできます。 履歴を削除するには、最近読んだ作品の一覧を表示させた状態で、削除したい項目にカーソルを合わせます。 Deleteキーを押すと、その項目が履歴から削除されます。 5-9.お気に入り機能 好きな作家や作品をお気に入りに登録することができます。 作家や作品をお気に入りに登録するには、Control+F2のキーボードコマンドを使います。 五十音別作家一覧で作家の一覧を表示している状態でControl+F2を押すと、カーソルの当たっている作家がお気に入りに登録されます。 作品の一覧が表示されている状態でControl+F2を押すと、カーソルの当たっている作品がお気に入りに登録されます。 お気に入りに登録した作家や作品の一覧は、メニュー選択のリストボックスから表示します。 まずメニュー選択のリストボックスでトップメニューを表示します。 「お気に入り作家」や「お気に入り作品」にカーソルを合わせて、Enterキーまたは右カーソルキーを押してください。 するとお気に入りに登録されている作家や作品の一覧が表示されます。 お気に入りに登録されている作家の一覧でEnterキーまたは右カーソルキーを押すと、その作家の作品の一覧が表示されます。 お気に入りに登録されている作品の一覧でEnterキーまたは右カーソルキーを押すと、その作品が受信され、読み上げが行われます。 いったん登録した作家や作品をお気に入りから削除することもできます。 お気に入りを削除するには、お気に入り作家やお気に入り作品の一覧を表示している状態で、Deleteキーを押します。 するとカーソルの当たっている項目がお気に入りから削除されます。 5-10.テキストファイルを読み込む GSテキストリーダーでは、お手持ちのテキストファイルを読み込む機能もあります。 読み込んだテキストファイルの内容をGSテキストリーダーの読み上げ機能で読ませることができます。 Control+Oを押してテキストファイルの選択ダイアログを開きます。 Windowsユーザーおなじみのファイル選択ダイアログが表示されますので、任意のテキストファイルを開いてください。 GSテキストリーダーで読み込み可能なファイル形式は、プレーンテキスト(拡張子.txt)とリッチテキスト(拡張子.rtf)です。 *なお、無料の機能制限版では、読み込むテキストが冒頭4KB(2000文字程度)に制限されます。 5-11.クリップボードからテキストデータを読み込む クリップボードにコピーされているテキストデータを読み込む機能も搭載しています。 クリップボードのテキストデータを読み込むには、Control+F10のコマンドを実行します。 *なお、無料の機能制限版では、読み込むテキストが冒頭4KB(2000文字程度)に制限されます。 5-12.検索する GSテキストリーダーには、検索機能があります。 検索機能を使えば、メニュー選択のリストボックスや作品本文から任意のキーワードに一致する項目を探し出すことができます。 検索を実行するにはControl+fを押します。 検索するキーワードを入力するためのダイアログが表示されますので、検索したい言葉を入力します。 Enterを押せば検索が開始され、検索がヒットすれば外套の項目や場所に移動します。 ヒットしなければ「見つかりませんでした」と音声ガイドされます。 なおデフォルトでは、リストボックスで検索を実行すればリスト項目を検索し、エディットボックスで検索を実行すれば作品本文内を検索します。 任意に検索先を指定する場合は、検索キーワードを入力するエディットボックスの直後にあるコンボボックスで検索先を指定してください。 直前に検索したキーワードで再び検索を行いたい場合はF3を押します。 検索キーワードを入力するダイアログを表示せず、直前に試用したキーワードを使って下に向かって検索を行います。 上に向かって検索を行う場合は、Shift+F3を押します。 5-13.お休みタイマー GSテキストリーダーは、お休みタイマー機能を搭載しています。 指定した時間の経過後にGSテキストリーダーを終了させたり、コンピュータをシャットダウンさせることができます。 お休みタイマーを設定するには、F10を押します。 するとお休みタイマーの設定ダイアログが開きますので、各項目を調整してEnterを押してください。 時間のコンボボックスでは、お休みタイマーが実行されるまでの時間を指定します。 15分から180分まで、9種類の選択項目があります。 動作のコンボボックスでは、指定した時間の経過後に何をするかを指定します。 「GSテキストリーダーを終了」を選択すると、指定した時間の経過後に読み上げを停止してGSテキストリーダーが終了します。 「スリープ」を選択すると、指定した時間の経過後に読み上げを停止してシステムをスリープさせます。 「休止状態」を選択すると、指定した時間の経過後に読み上げを停止してシステムが休止状態に移行します。 「シャットダウン」を選択すると、指定した時間の経過後に読み上げを停止してシステムがシャットダウンします。 お休みタイマーが設定されますと、指定した時間までのカウントダウンが始まります。 タイマーの進行状況は、Alt+0の読み上げコマンドでご確認いただけます。 なお、タイマーのカウントダウンが残り30秒になりますと、文章の読み上げが自動的に停止されます。 お休みタイマーは、いつでもキャンセルすることができます。 キャンセルする時には、Shift+F10を押してください。 キャンセル確認のダイアログが表示されますので、はいのボタンを押します。 これでお休みタイマーはキャンセルされました。 6.GSテキストリーダーを設定する ここからは、GSテキストリーダーの動作を設定する方法について説明します。 最初は全般的な動作について設定する方法です。 6-1.全般設定 @Alt+Tを押してツールメニューを開きます。 A全般設定が選択されますのでEnterを押します。 B全般設定のダイアログが開きますので、各項目を調整してください。 起動時に更新チェックを行うのチェックボックス。 チェックすると、GSテキストリーダーの起動時に作者のホームページで最新バージョンが公開されているかを確認するようになります。 チェックを外すと、起動時の確認を行いません。 デフォルトでチェックが入っています。 ルビ処理モードのコンボボックス。 作品本文を表示する際のルビの扱いを設定します。 「漢字とルビの両方を表示」を選択すると、漢字とルビの両方を表示します。 「漢字のみを表示」を選択すると、ルビを除去して漢字のみ表示します。 「ルビのみを表示」を選択すると、漢字を除去してルビのみ表示します。 デフォルトでは、「漢字とルビの両方を表示」が選択されています。 C各項目の調整が終わりましたら、OKボタンを押して変更を確定してください。 CANCELボタンを押すと、設定を変更せずに全般設定のダイアログを閉じます。 6-2.音声設定 次に読み上げ音声の設定方法を説明します。 @Alt+Tを押してツールメニューを開きます。 A下カーソルを押して音声設定に移動してEnterを押します。 B音声設定のダイアログが表示されますので、各項目を調整してください。 音声エンジンのコンボボックス。 GSテキストリーダーで作品本文の読み上げや各種音声ガイドに使用する音声を指定します。 ご利用のスクリーンリーダーを選択してください。 GSテキストリーダーは、PC-TalkerとNVDAでの読み上げに対応しています。 「作品本文の読み込み完了後に読み上げを開始する」のチェックボックス。 チェックすると、作品の読み込みが完了した後自動的に本文の読み上げが開始されます。 デフォルトでチェックが入っています。 「目次一覧からの行移動後に読み上げを開始する」のチェックボックス。 チェックすると、目次一覧のダイアログを使って行移動を行った際に、移動先の行から読み上げを開始します。 デフォルトでチェックが入っています。 「しおり一覧からの行移動後に読み上げを開始する」のチェックボックス。 チェックすると、しおり一覧のダイアログを使って行移動を行った際に、移動先の行から読み上げを開始します。 デフォルトでチェックが入っています。 「ブロック一覧からの行移動後に読み上げを開始する」のチェックボックス。 チェックすると、ブロック一覧のダイアログを使って行移動を行った際に、移動先の行から読み上げを開始します。 デフォルトでチェックが入っています。 C各項目の調整が終わりましたら、OKボタンを押して変更を確定してください。 CANCELボタンを押すと、設定を変更せずに音声設定のダイアログを閉じます。 7.ライセンスについて 7-1.ライセンス価格 GSテキストリーダーは、有料のシェアウェアです。 GSテキストリーダーが搭載する全ての機能を制限なくご使用いただくには、作者からライセンスを購入いただく必要があります。 ライセンスの価格は、以下の通りです。 新規ご購入 : 1,200円(税込み1,320円) 代金のお支払方法は、銀行振り込みまたは現金書留をご利用いただけます。 代金お振込み後数時間でライセンスキーをメールにてお送りします。 GSテキストリーダーは、1ライセンスを購入いただくことで、3台までのパソコンでご利用いただけます。 7-2.ライセンスを購入する GSテキストリーダーのライセンスの購入を希望される方は、以下のURLよりお申込み下さい。 https://gawachansoft.com/order/ 日中であれば、通常1・2時間以内に、作者から振込先などをご案内するメールをお送りします。 *お申し込みから24時間以上経過しても作者からメールが届かない場合には、お手数ですが https://gawachansoft.com/inquiry/ よりお問い合わせ下さい。 7-3.ライセンスキーの登録 ライセンスキーをGSテキストリーダーに登録する方法について説明します。 @作者から送付されたメールからライセンスキーをクリップボードにコピーしてください。 AGSテキストリーダーを起動します。 BAlt+Tを押してツールメニューを開きます。 C下カーソルキーを何回か押してライセンスキー登録に移動してEnterを押します。 Dライセンスキーを入力するエディットボックスが表示されるので、先ほどクリップボードにコピーしておいたライセンスキーをControl+Vで張り付けます。 EEnterを押して登録を完了させてください。 Fライセンスキーの登録が完了したとのメッセージが表示されるので、内容を確認してからEnterを押します。 これでシステムにライセンスキーが登録され、機能制限が解除されました。 GSテキストリーダーを存分にご活用ください。